Aブロック「労務人権啓発ブロック別講座」講演資料

 労務・人権啓発ブロック別講座は、管理責任を求められる労務・人事担当の管理職等を対象に、職場における人権課題及び労務に関連する人権課題について、その現状や対応策・防止策等に関する専門的な知識を習得していただくことを目的とし、市内を5箇所のブロックに分割し、ブロックごとにテーマを設定して開催いたします。      

Aブロック 労務・人権啓発ブロック別講座は、11月17日(火)北区民センターで開催いたしました。講演資料を掲載いたします。

【講演内容】

講演Ⅰ:(80分)

① 講 師 羽衣国際大学教授・タレント にしゃんたさん

② テーマ 「違いを楽しみ、明るい職場に」                                 ~

講演概要

職場における多様な人材の積極活用(ダイバーシティの推進)が今日的な経営課題となっており、社会の変化により、これまでの「日本的経営」と称された終身雇用や年功序列は必ずしも期待できない時代になっています。昨今、女性の社会進出や外国人の雇用も進み、同僚が外国人であることが当たり前となり、雇用形態についても様々となっています。職場で働く人々は確実に多様化してきており、とりわけ、外国人など異なる文化や価値観を有する仲間を迎えることは、企業のイノベーションにも大きく貢献するものと期待されています。また、ダイバーシティの視点から外国人の人権課題についても、理解を深めていただける講演でした。

講演Ⅱ:(80分)

① 講 師 有限会社ビジネス・パートナー・オフィス代表取締役                                       桑野 里美さん

② テーマ 「ハラスメントのない職場環境の実現に向けて」                            ~法改正のポイントと防止対策~

講演概要

2020年6月より施行されたパワハラ防止法により、パワハラを含めた事業主のハラスメント対策が必須となりました。しかし、ハラスメントの領域の広がりや、従業員の意識の高まりもあり、かなりの企業においては、ハラスメント問題の惹起懸念を払拭できていない状況にあると思われます。そこで、現場におけるハラスメントの現状を知り、防止啓発の意義を再認識するとともに、法改正では何が義務化されたのか、また企業がとるべき具体的なハラスメント防止対策について、その理解を深めていただける講演でした。