令和4年度「Bブロック 労務・人権啓発ブロック別講座(対面開催)」終了

労務・人権啓発ブロック別講座は、管理責任を求められる労務・人事担当の管理職等を対象に、職場における人権課題及び労務に関連する人権課題について、市内を5箇所のブロックに分割し、ブロックごとに地域の実情を踏まえたテーマを設定して開催いたします。Bブロック(福島区・此花区・西淀川区・西区・港区・大正区・浪速区)では下記のテーマで開催いたしました。
(参加費無料・手話通訳あり)

【開催関係】

  日 時 :12月2日(金)13時30分~16時40分
  場 所 : 大阪市立こども文化センター ホール

【講演内容】

講演Ⅰ(80分)

 講 師  大阪市企業人権協議会サポートセンター特任講師  金井 敬三さん

 テーマ  「障がい者の人権について、基本的理解を深める」

講演概要
国連の「障害者の権利に関する条約」の精神から、障がい者の人権や差別・人権侵害をどう捉えるのかを整理し理解を深めます。同時に基本的法律である「障害者差別解消法」「障害者雇用促進法」「障害者虐待防止法」の各観点から、障がい者の社会生活や雇用の状況、増加する虐待の状況などの現状と課題について、企業として認識しておくべき事項について、ご講演いただきました。

講演Ⅱ(80分)

 講 師  大阪公立大学都市科学・防災研究センター教授  生田 英輔さん

 テーマ  「南海トラフ地震を見据えた地域コミュニティでの対策」
        ~東日本大震災の教訓を踏まえた大阪での津波避難~

講演概要
南海トラフ地震の発生が今後30年以内に発生する確率が高いとされ、大阪でも多様な対策が進められています。しかしながら、発生確率は30年単位で公表されるため、企業や個人においても実効的な対策に繋がっていません。そのため、南海トラフ地震の概要を解説した上で、東日本大震災の調査から得られた津波避難の教訓を紹介し、命や暮らしという最も大切な人権を津波被害から守るため、大阪の地域コミュニティにおいて今後必要となる津波避難の対策や防災について解説し、企業にとって必要な取組について、ご講演いただきました。

多くの方のご参加ありがとうございました。